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逆電気透析発電システムの開発
近年、再生可能エネルギーとして塩分濃度差エネルギーに注目が集まっています。例えば、海水と河川水といった濃度の異なる2つの溶液が混ざり合う河口では常にエネルギーが発生しています。このエネルギーを電気エネルギーとして取り出す方法の1つが逆電気透析です。逆電気透析発電は1日中安定して発電できるため、エネルギーを安定供給することができます。当研究室では逆電気透析発電の実用化を目指して、世界最大規模の装置を用いて研究を行っています。
高選択性イオン交換膜の開発
溶液中のイオンを回収・濃縮する技術に電気透析があります。電気透析のキーとなる要素がイオン交換膜です。イオン交換膜は水をほとんど通さず、イオンをよく通します。既存のイオン交換膜は溶液中のNa+、K+、Mg2+、Ca2+といったすべてのイオンを通してしまうため、特定のイオンのみを回収することはできていません。電気透析を用いて溶液中から有用イオンのみを回収するために、イオン交換膜のイオン分離機構の解明、また特定のイオンのみを通す高選択性イオン交換膜の開発に取り組んでいます。
- 研究者の紹介
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氏 名(フリガナ) 杉本 悠(スギモト ユウ) 所 属 大学院創成科学研究科 学 位 博士(農学) 研究室ホームページ 比嘉研究室 研究キーワード 逆電気透析、電気透析、イオン交換膜